マレーシアのクアラルンプールやシンガポールを訪れたときに、とても便利な配車サービス「Grab」の利用方法や実際に利用したレポートをお届けします。

シンガポール版の記事もありますのでよかったらどうぞ

配車サービス「Grab」とは

Grabは東南アジアではシェアNo.1の配車サービスです。Uberを初めとする、一般のドライバーが自家用車を使ってタクシーの様に乗客を目的地まで運びます。車で誰かを運びその対価を得たいドライバーと目的地まで気軽に運んでもらいたい利用者とをマッチングさせるサービスです。

Grabの料金

クアラルンプールでのGrabの料金をご紹介します。クアラルンプール空港からインターコンチネンタルホテルまで乗車(約1時間)して、RM 81≒2,200円です。これには高速道路の通行量も含まれています。

破格の安さなのは間違えないと思います。

Grabの導入方法

Grabの利用方法は、非常に簡単です。1つだけ注意したいのはSMS認証が発生する点です。現地(シンガポールなど)に到着してからアカウントを作ろうとしてSMSの受信ができない、できる環境がないということにならないように、出発前の準備をおすすめします。

アプリのインストール

まずは、お手持ちのスマートフォンにアプリをインストールする必要があります。iOS・Android用のアプリがそれぞれのストアから提供されています。アプリ自体は無料です。

Grab - Ride Hailing App

Grab - Ride Hailing App
開発元:Grab.com
無料
posted with アプリーチ

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アプリを起動すると、アカウント作成を促されます。アカウント作成にはGoogleアカウントを使用する方法・Facebookアカウントを利用する方法・1から作成する方法の3種類から選択することができます。後々、ログインを容易にするためGoogleかFacebookアカウントを紐付けるのが便利でしょう。(次回の旅行時にログインできない!ということが容易に想像できます。)

アカウント作成の際には、SMSでの認証が必須となっています。Grabをインストールしたスマートフォンではなくても大丈夫なので、なにかSMSを受信できる環境が必要です。

Grabを利用して移動した際の料金は、現金でも支払いできますが、事前にクレジットカードを登録しておくことで降車の際の支払いがありません。

クレジットカードはアプリからも登録可能ですが、日本からはできません。ですのでGrabのWEBサイトから行います。

[blogcard url="https://www.grab.com/sg/"]

まずは、公式WEBサイトにアクセスします。

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右上のLoginをクリックします。

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アカウント作成時のSMS認証に使用した電話番号を使用します。(電話番号の先頭の0は省略することに気をつけてください。例080→80)

そうすると、6桁のPINコードを求められます。これはスマートフォンのGrabアプリに届きます。メニューのNotification(通知)に来ていますので確認して入力します。

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ログインできたら以上のような画面になりますので、メニューからGrabPayを選択します。そうするとクレジットカードを追加できます。

 

Grabの利用方法

Grabアプリの基本的な使い方は、出発地と目的地を設定して待つというシンプルなものです。

配車の頼み方

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PICK-UPに、自分を拾って欲しい場所を、DROP-OFFに降ろして欲しい場所を設定します。

その下はオプションになります。左上から解説します。

  • 上段左:PersonalBusinessを選択できます。これは、後でe-recipt(レシート)を取得するときに分類するためのもので、大抵はPersonalで問題ありません。
  • 上段中央:支払い方法の選択ができます。クレジットカードを事前に登録している場合は、選択肢に出て来ると思います。
  • 上段右:配車の時間指定が行えます。デフォルトはNow(いますぐ)になっています。
  • 下段左:プロモーションコードを持っている場合は入力します。
  • 下段右:ドライバーに伝えたい事項があれば記入します。(英語)
予約はほぼできない
クアラルンプールで利用した際は、ほとんどの場合時間指定はできず、Nowしか利用できませんでした。 クアラルンプール中心部では、朝早い時間でも比較的、ドライバーは見つかると思います。

Grabでは配車する車のタイプを選択することができます。クアラルンプールで、一般的に利用しそうなものを3つ紹介します。(車のタイプは、国や地域によって異なります。)

  • GrabShare:目的地が同じ方向のユーザで車をシェアして移動します。
  • GrabCar:自分(もしくはグループ)のみを目的地に連れて行ってくれます。
  • GrabCar Plus:GrabCarの中で評価の高いドライバーの中から選んでくれます。

料金は、GrabShare < GrabCar < GrabCar Plus といったイメージです。

オススメはGrabCar Plus
オススメは、GrabCarPlusです。ほんの少しのプラス料金で高評価のドライバーを保証してくれます。 私は、滞在中すべてGrabCar Plusを利用しましたが、どのドライバーもとても丁寧に対応してくれました。

出発地と目的地の設定にはGoogle Mapsアプリが便利

Grabアプリ上で出発地と目的地を設定するのももちろんいいのですが、初めてだと戸惑う部分もあると思います。そのような場合Google Mapsアプリが活躍します。

GoogleMapsでいつも通りルート検索を行います。そうすると日本と同様に、移動手段(車、電車、徒歩)などを選ぶ事ができます。そこに日本では見慣れない手を挙げた人のアイコンがあります。これを選択するとUberとGrabが出てきます。ここで料金や待ち時間を確認することができます。その後、アプリを開くをタップすると、Grabアプリが出発地や目的地、車の種類が設定された状態で開きます。とても便利です!

実際に乗るまで

配車を頼むと、マッチするドライバーを探して見つかれば、指定した場所まで迎えに来てくれます。迎えまでの所要時間や現在地もアプリでリアルタイムで見る事ができるので安心して利用できます。

車を待っているとドライバーからGrabアプリにメッセージが来たり、電話が来たりします。内容は、どこにいるの?と言うものだったり、着いたよというものだっりします。現在地を聞かれた場合は、簡単にで良いのでここに居ますと返信しましょう。

アプリで到着と表示されたり、ドライバーさんから到着のメッセージが入った場合は、ドライバーさんを探しましょう。その際、アプリでドライバーさんの乗っている車種とナンバーを見る事ができるのでそれも参考にしましょう。

現在地をメッセージしよう
Grabを利用していると、現在地の確認するため電話がかかってきます。 東南アジアの英語かつドライバーは運転中ということでなかなかうまくコミュニケーションがとれないこともあります。 電話すること自体苦手な人も多いと思います。 電話を避けるためには、自ら現在地をテキストメッセージで送りましょう。その際に、一目瞭然な目印などを送ってあげましょう。配車する前に、自分の現在地を説明できる場所か考えてから配車するといいと思います。

乗ってから降りるまで

乗ってしまったら特別なことは特にありません。乗ると、まずはもう一度目的地を対面で伝えます。口頭だけでは難しい部分も出て来るので地図やホテル名などを書いた紙などがあると見せることができるのでおすすめです。

目的地付近になると、ホテルなど実際の目的地を探してくれてここでいいですかと大抵確認してくれます。到着したら、Thanks youといって普通に降ります。料金の支払い方法で現金を選択した場合は、日本のタクシーと同じ要領で支払えば問題ありません。ただし、おつりを多く持っていない場合があるのでその点は注意してください。

実際に利用した感想

マレーシア・クアラルンプールでGrabを利用するのは初めてでした。シンガポールと何か違いがあるのかなと思っていましたが、結論から言うとほとんど違いはありませんでした。

しかし、とにかく安い!クアラルンプールは物価が安いので当たり前なのですが、ホテルかショッピングセンターなどへの移動は100円〜300円くらいという破格でした。クアラルンプールでは移動はすべて「Grab」を利用しました。

クアラルンプールは羽田空港から深夜便も出ているため週末の弾丸旅行も可能です。ぜひGrabなどを有効活用して時間もお金も節約しつつ旅行を頼んでいただければと思います。

シンガポールでのGrab利用方法・レポート

シンガポールでのGrab利用方法や利用レポートも記事にしています。

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Grabには、GrabRewardsというポイントシステムがあります。詳しくは以下の記事で解説しています。

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