長崎駅近くに建設が検討されていた「ヒルトン長崎」の建設が正式に決まりました。開業は、2021年秋を予定しています。ヒルトン長崎の新規オープニンに向け、株式会社グラバーヒルとヒルトンがフランチャイズ契約を結んだと発表されました。
[blogcard url="https://www.nbc-nagasaki.co.jp/nbcnews/detail/1671/"]ヒルトン長崎は、九州では2番目のヒルトンホテルとしてオープン予定です。
ヒルトン長崎基本情報
オープン予定のヒルトン長崎の基本情報は以下の通りです。
名称 | ヒルトン長崎 |
所在地 | 長崎県長崎市尾上町 長崎駅周辺土地区画整理事業15街区1画地 |
延床面積 | 20,300 ㎡ |
建物規模 | 地上10階 |
客室数 | 地上10階 |
客室数 | 200室(予定) |
付帯施設 | レストラン・フィットネスジム・チャペル等 |
ヒルトン長崎が建設される場所は?
ヒルトン長崎は、長崎市が長崎駅前に建設を計画しているMICE施設に隣接する形で建設が予定されています。
長崎市が公開している資料「長崎市におけるMICE施設 整備の本格検討について」より
資料の「交流拠点施設用地」と書かれている部分にMCIE施設とホテルが建設予定になっています。
建設予定地は、長崎駅から徒歩で5分程度で行ける立地です。また今後長崎新幹線開業に合わせ長崎駅舎もMCIE施設やヒルトン長崎にさらに近くなるようにすこし移動します。長崎駅前には長崎空港行きの高速バスも停車します。空港までの所要時間は約40分ほどです。
長崎市内の移動も、JRはもちろん路面電車の電停も長崎駅前にあるので大変便利です。加えて長崎前のバス停からは長崎市内・近郊行きのバスの多くが停車するので非常に便利です。
ヒルトン長崎を運営する株式会社グラバーヒルとは
ヒルトン長崎はフランチャイズでの運営となります。今回ヒルトン長崎とフランチャイズ契約を行ったのは、松藤グループでホテル事業を行っている株式会社グラバーヒルです。会社名で気付いた方も多いと思いますが、株式会社グラバーヒルは、ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒルの運営を行っています。ヒルトン長崎開業後は、ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒルとヒルトン長崎の2つのブランドを運営していくことになりそうです。
[blogcard url="https://www.matsufuji-gr.com/news/archives/31"]ヒルトン長崎とANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒルの棲み分けは
長崎は、新たに世界遺産が登録されたりクルーズ船の入港数が全国2位であるなど、ホテル需要は一定数あるのではないかと思います。特に外国人観光客の割合が非常に増えています。それは、長崎の街を歩いていても身をもって感じています。ここ数年でも増えているように感じます。そういう中、長崎には外資系のホテルグループ系列のホテルが少なくヒルトン長崎の需要はあるのではないでしょうか。
ヒルトン長崎とANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒルとなると、価格帯的にANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒル<ヒルトン長崎となりそうです。ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒルには、クラブフロアやクラブラウンジが無く、もう少しグレードの高いホテルの需要を満たしてくれそうです。
場所の観点から見ると、ヒルトン長崎は長崎駅にほど近いことやMICE施設に隣接していることから、ビジネス利用の割合がANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒルよりも高くなるのではないかなと思います。ヒルトン長崎と道を挟んで、長崎県庁舎と長崎県警もあります。ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒルは観光シーズンなどには満室になりがちですが、ヒルトン長崎はそれ以外にもMICEで開催される会議等でも満室になるのが予想されます。個人的には、ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒルの方が、観光したり夜出かけるのにはいいのかなと思いますが、初めての長崎だとヒルトン長崎の立地の方が分かりやすくて安心かもしれません。
工事中の長崎駅周辺
長崎駅周辺は、新幹線開業などで工事が進んでいます。
写真は、長崎駅ビルから撮影したモノです。写真に写っている工事中の建物の奥の土地にMICE施設とヒルトン長崎の建設が予定されています。