海外での移動手段はみなさん色々考えると思います。電車・地下鉄・バス・レンタカーなどいろいろ、訪れる都市によっても変わってきます。近年ではUberを初めとする配車サービスが拡大しています。そんな配車サービスの1つGrabについて、当記事では解説・レポートを行います。
マレーシア・クアラルンプールでのGrabの利用方法やレポートは以下の記事で解説しています。
配車アプリ「Grab」とは
Grabというサービス名は、日本ではあまりなじみがないと思います。しかし、東南アジア地域では最大の配車サービスです。
Grabによると、同社は東南アジア最大の配車ネットワークであり、自家用車、バイク、タクシー、およびカープール(自動車相乗り)サービスで1日あたり最大150万件の予約を受け付けているという。
世界的にはUberが有名ですが、東南アジアではGrabの方が用ユーザーも多く早く配車されるようです。
Grabの特徴
Grabは既存のタクシーに比べて割安に移動することができます。また、様々な種類の車が用意(国によって変わります)されており様々なニーズに対応しています。シンガポールでは、同じ方向の目的地のユーザーと同乗でさらに割安で移動できるGrabShareというものもあります。
Grabの料金
気になるのは価格だと思います。一例としてMarinas Bay Sandsからチャンギ空港までの料金を比較してみようと思います。
Standard Taxi | 22~29SGD |
GrabShare | 15SGD |
GrabCar | 22SGD |
通常のタクシーはメーターによる料金計算なので概算です。こう見るとGrabShareの割安感が分かりますよね。
では実際に私が利用した際の料金を掲載しす。距離は18km、所要時間は20分強です。
- チャンギ空港→ホテル:14SGD
- ホテル→チャンギ空港:15.50SGD
日本円では、片道約1,200円ほどです。
Grabの導入方法
Grabの利用方法は、非常に簡単です。1つだけ注意したいのはSMS認証が発生する点です。現地(シンガポールなど)に到着してからアカウントを作ろうとしてSMSの受信ができない、できる環境がないということにならないように、出発前の準備をおすすめします。
アプリのインストール
まずは、お手持ちのスマートフォンにアプリをインストールする必要があります。iOS・Android用のアプリがそれぞれのストアから提供されています。アプリ自体は無料です。
アカウントの作成
アプリを起動すると、アカウント作成を促されます。アカウント作成にはGoogleアカウントを使用する方法・Facebookアカウントを利用する方法・1から作成する方法の3種類から選択することができます。後々、ログインを容易にするためGoogleかFacebookアカウントを紐付けるのが便利でしょう。(次回の旅行時にログインできない!ということが容易に想像できます。)
アカウント作成の際には、SMSでの認証が必須となっていす。Grabをインストールしたスマートフォンではなくても大丈夫なので、なにかSMSを受信できる環境が必要です。
支払い方法の登録
Grabを利用して移動した際の料金は、現金でも支払いできますが、事前にクレジットカードを登録しておくことで降車の際の支払いがありません。
クレジットカードはアプリからも登録可能ですが、日本からはできません。ですのでGrabのWEBサイトから行います。
[blogcard url="https://www.grab.com/sg/"]まずは、公式WEBサイトにアクセスします。
右上のLoginをクリックします。
アカウント作成時のSMS認証に使用した電話番号を使用します。(電話番号の先頭の0は省略することに気をつけてください。例080→80)
そうすると、6桁のPINコードを求められます。これはスマートフォンのGrabアプリに届きます。メニューのNotification(通知)に来ていますので確認して入力します。
ログインできたら以上のような画面になりますので、メニューからGrabPayを選択します。そうするとクレジットカードを追加できます。
Grabの利用方法
Grabアプリの基本的な使い方は、出発地と目的地を設定して待つというシンプルなものです。
配車の頼み方
PICK-UPに、自分を拾って欲しい場所を、DROP-OFFに降ろして欲しい場所を設定します。
その下はオプションになります。左上から解説します。
- 上段左:PersonalかBusinessを選択できます。これは、後でe-recipt(レシート)を取得するときに分類するためのもので、大抵はPersonalで問ありません。
- 上段中央:支払い方法の選択ができます。クレジットカードを事前に登録している場合は、選択肢に出て来ると思います。
- 上段右:配車の時間指定が行えます。デフォルトはNow(いますぐ)になっています。
- 下段左:プロモーションコードを持っている場合は入力します。
- 下段右:ドライバーに伝えたい事項があれば記入します。(英語)
Grabでは配車する車のタイプを選択することができます。一般的に利用しそうなものを3つ紹介します。
- GrabShare:目的地が同方向のユーザで車をシェアして移動します。
- Standard Taxi:一般的なタクシー
- GrabCar:自分(もしくはグループ)のみを目的地に連れて行ってくれます。
料金は、GrabShare < GrabCar < Standard Taxi といったイメージです。
他の利用客と一緒に乗るのは不安いう方はGrabCarを利用するのがいいでしょう。
出発地と目的地の設定にはGoogle Mapsアプリが便利
Grabアプリ上で出発地と目的地を設定するのももちろんいいのですが、初めてだと戸惑う部分もあると思います。そのような場合Google Mapsアプリが活躍します。
GoogleMapsでいつも通りルート検索を行います。そうすると日本と同様に、移動手段(車、電車、徒歩)などを選ぶ事ができます。そこに日本では見慣れない手を挙げた人のアイコンがあります。これを選択するとUberとGrabが出てきます。ここで料金や待ち時間を確認することができます。その後、アプリを開くをタップすると、Grabアプリが出発地や目的地、車の種類が設定された状態で開きます。とても便利です!
実際に乗るまで
配車を頼むと、マッチするドライバーを探して見つかれば、指定した場所まで迎えに来てくれます。迎えまでの所要時間や現在地もアプリでリアルタイムで見る事ができるので安心して利用できます。
車を待っているとドライバーからGrabアプリにメッセージが来たり、電話が来たりします。(私は電話は未経験です。)内容は、どこにいるの?と言うものだったり、着いたよというものだっりします。現在地を聞かれた場合は、簡単にで良いのでここに居ますと返信しましょう。
アプリで着と表示されたり、ドライバーさんから到着のメッセージが入った場合は、ドライバーさんを探しましょう。その際、アプリでドライバーさんの乗っている車種を見る事ができるのでそれも参考にしましょう。
乗ってから降りるまで
乗ってしまったら特別なことは特にありません。乗ると、まずはもう一度目的地を対面で伝えます。口頭だけでは難しい部分も出て来るので地図やホテル名などを書いた紙などがあると見せることができるのでおすすめです。
目的地付近になると、ホテルなど実際の目的地を探してくれてここでいいですかと大抵確認してくれます。到着したら、Thanks youといって普通に降ります。料金の支払い方法で現金を選択した場合は、日本のタクシーと同じ要領で支払えば問題ありせん。ただし、おつりを多く持っていない場合があるのでその点は注意してください。
Grabとタクシーの比較
Grabと通常のタクシー両方利用したのでそれぞれ特徴を挙げたいと思います。
Grab
- 空港→ホテルなどすこし距離がある移動の場合、割安感が大きくなる
- 多少(中学レベル?)の英語は必要
- GarbShareの場合、シェアしての移動の場合がある。
タクシー
- 街中では、ホテルやショッピングセンターにタクシー乗り場があり気軽に利用できる
- 料金も安くメーター制なので安心して利用できる。街中の移動にオススメ
実際に利用してみると、街中だとGrabで配車頼もうとしても場所の指定など難しいなと感じました。ですので、街中の移動(5~10SGDくらい?)は近くのタクシー乗り場を見つけて通常のタクシーを利用しました。
実際に利用した感想
シンガポールで実際にGrabを利用しました。シンガポール到着が夜中の12時を過ぎており、ホテルまでの移動手段が限られていました。調べるとGrabが安くて手頃だとわかり試しました。シンガポールのタクシーは安くメーター制なので安心して利用できますが、空港からホテルとなると距離も有りすこし料金も高くなります。しかし、GrabShareを利用したことによりかなり割安で移動することができました。
ドライバーの方も皆、親切で上手ではない私の英語でも聞いてくれてちんと目的地に到着しました。私が乗った限りでは車内も清潔で気持ちよく利用することができました。
GrabRewardsでお得にGrabを利用しよう
Grabには、GrabRewardsというポイントシステムがあります。詳しくは以下の記事で解説しています。
マレーシア・クアラルンプールでのGrab利用方法・レポート
マレーシア・クアラルンプールでのGrabの利用方法やレポートも記事にしています。