陸マイラーという言葉を知っていますか。航空会社のマイレージを飛行機に乗らずに貯める人の総称です。これまでの陸マイラーとしてのマイル獲得は、ほとんど日頃の買い物でためる決済ポイントによるものでした。しかし、今ではその決済ポイントとは比にならないマイルを獲得することがだれでもできるようになりました。この記事では、年間21万マイル貯める方法を解説して
21万マイルでできること
年間21万マイルをためることができると言っても、その21万マイルで何ができるのかが分からない方が多いと思います。想像しやすい例をいくつかピックアップしますので21万マイルためるやる気にしてください。
- 8月にハワイに2人でビジネスクラスで往復する:136,000マイル
- GWにファーストクラスでニューヨーク一人旅:165,000マイル
あこがれのハワイに毎年ビジネスクラスで行くことや、ファーストクラスに乗ることだって可能です。*1
年間21万マイルを貯める概要
クレジットカード決済ではたまらない
飛行機に乗らずに航空会社のマイルをためるというとクレジットカードの決済やTポイントら楽天ポイントからの移行を思い浮かべると思います。それらは日頃のお買い物の決済に対すポイントです。0.5%〜2%くらいの還元率です。その場合、年間21万マイルを貯めるには、2%還元だとしても10,000,000円(1千万)の決済が必要です。
1マイルの価値
現在多くのポイントが1ポイント=1円相当となっています。つまり、1,000ポイント貯まったら、1,000円としてお支払いに使用できるわけです。
ではマイルの場合はどうでしょうか。1ポイント=1円相当である、楽天ポイントやTポイントを見てみると、それぞれのポイントからANAマイルへの移行は0.5倍、つまり10,000ポインが5,000マイルとなります。そこから、マイルは1マイル=2円の価値があると考えられます。
ソラチカルート
基本的に、他のポイント(Tポイントや楽天ポイントなど)からANAマイルに移行する場合は×0.5になります。
しかし、ANA To Me CARD PASMO JCB(通称:ソラチカカード)というクレジットカードを利用した場合は×0.9になります。10,000ポイント(=10,000円相当)が9,000マイルになります。先ほど書いたマイルの価値を思い出してみてください。1マイル=2円相当なので、9,000マイル=18,000円相当になります。つまり10,000円の価値が19,000円の価値になります。
ソラチカカードは、メトロポイント(1ポント=1円相当)が貯まり、そのメトロポイントを×0.9でANAマイルに移行することができます。
ここでメトロポイントとは何かという話になってきます。メトロポイントは東京メトロの地下鉄に乗ると貯まるポイントです。これだけでは、21万マイル分のメトロポイントを貯めるのは不可能に見えます。大丈夫です。様々なポイントがメトロポイントへの移行に対応しています。つまり、あるポイント→メトロポイント→ANAマイルと言うルートで最終的にANAマイルをためていきます。貯めるべきポイントは直接・間接的にメトロポイントへ移行できるポイントなのです。
詳しくは後述しますが、ポイントサイトと呼ばれるサービスにて貯めたポイントを毎月メトロポイントを経由しANAマイルに移行します。これがソラチカルートです。
以下の図は、ポイントをANAマイルに移行するまでのフローチャートです。
年間216,000マイルをためる
なぜ、年間216,000マイルなのかというと、メトロポイント→ANAマイルの移行に20,000メトロポイント/月という制限があるためです。20,000メトロポイントをANAマイルに移行すると18,000マイルになります。これを毎月行うと、18,000マイル×12=216,000マイルとなるわけです。
準備
概要でも書きましたが、年間21マイルを獲得するには準備することがいくつかあります。ほとんどは会員登録などで難易度は低いですが、1つだけ少しだけ難易度が上がるものがあります。
ソラチカカード
ソラチカルートでもお話しましたが、年間21万マイルを実現するにはANA To Me CARD PASMO JCB(通称:ソラチカカード)が必須になります。まずは、こちらのカードの審査に通ることを最優先します。これがないとはじまりません。
ソラチカカードの審査は特段厳しいものではないと感じています。学生や主婦でも十分審査に通るカードです。
18歳以上でご本人または配偶者に安定継続収入のある方。 または高校生を除く18歳以上で学生の方。
つまり、主婦の方でも配偶者の収入がしっかりと安定していれば取得できます。学生についてもきちんと記述があるため安心です。楽天カードやイオンカードよりは若干審査難易度は高めといったところだと考えています。
ソラチカカードの発行は以下の公式WEBページから行う事ができます。
ポイントを貯める方法
では、実際にポイントをどう貯めるのかを説明します。ソラチカカードの交換上限は20,000メトロポイント/月です。ですので、毎月平均して20,000ポイントを貯めていきます。
ポイントを貯めるのに利用するのがポイントサイトです。ポイントサイトは、ネットショッピングの際にポイントサイトの広告を経由してお買い物を行ったり、広告経由でクレジットカードを発行したりすることでポイント獲得することができます。
ポイントサイトは広告収入の一部をユーザーに還元するという仕組みです。
おすすめポイトサイト
おすすめのポイントサイトをいくつか紹介します。慣れてくると他の様々なポイントサイトも利用するのもよいですが、最初のうちは分かりやすく陸マイラーのユーザーの多いものから利用すると良いと思います。
ハピタス
陸マイラーの中でのシェアが1番多いのではないかと思われるポイントサイトがハピタスです。
ハピタスについては以下の記事でも解説しています。
実際にポイントをマイレージに移行する
ハピタス等のポイントサイトで貯めたポイントは自動的にマイルになるわけではありません。毎月、移行作業を行う事が必要です。年間21万マイルを獲得するためには、毎月20,000メトロポイントを忘れずに移行する必要があります。
ずは、ハピタス等で貯めたポイントをメトロポイントに移行する必要があります。しかしハピタスからメトロポイントへは直接移行はできません。そこで.moneyとしうサイトを経由させます。
まずは、ハピタスから.moneyにポイントを交換し、その後.moneyからメトロポイントへ移行させます。最終的にメトロポイントからANAマイルへの移行を行います。3段階の作業になります。
この移行作業には最適なスケジュールが存在し、そのスケジュールで行わないと毎月18,000マイルをうまく獲得できないことになります。スケジュールについては以下の記事で詳しく解説しています。
スマーフォンのカレンダー等で管理すると比較的簡単に忘れずに移行作業を毎月行う事ができると思います。
情報を集める
実際に陸マイラー活動を始めると、ショッピング、クレジットカード発行やFX口座発行などを行っていきます。最初の頃はハピタスを眺めているだけでも十分、月20,000ポイントを獲得することはできます。しかし、次第に積極的にポイントがたまる広告(=通称、案件)を探す必要がでてきます。複数のポイントサイトを隅から隅まで毎日チェックするのは大変です。そこでいくつか陸マイラーにお勧めの情報収集手段を紹介します。
どこ得で簡単に還元率をリサーチ
あるAというクレジットカードを発行しようとします。その広告は数のポイントサイトに掲載されています。その場合最も獲得ポイントが高いサイトを経由して発行をするべきです。しかし全てのサイトをチェックするのは手間です。そのような場合に使えるWEBサービスがあります。
どこ得では、クレジットカード、ショップ名などで検索するとどこのポイントサイトを利用するのがいいのかが一瞭然です。
陸マイラーのブログを購読する
多くの陸マイラーさんがブログにて情報発信を行っています。その様なブログには特にオススメの案件の情報も多く掲載されています。自分の気に入ったブログを毎日目を通せる数厳選して読むようにすることで情報を適度に収集できるのでオススメです。ブログにて情報発信を行っている方は、様々なアンテナを張り情報収集し、アウトプットを行っていますでのとても効率よく情報収集が可能になります。
Twitterで交流する
最後に、Twitterを利用することもおすすめします。Twitterで同じような陸マイラーの方々と交流することで情報収集はもちろん、陸マイラー活動のモチベーション維持にも非常に役に立ちます。中にはリアルタイム性が求められる情報もありTwitterはその点に関して非常に有効です。
まとめ
陸マイラーとして、年間21万マイルをためる方法を解説しました。この記事のみでは書ききれない様々な情報もこのブログで紹介していきたいと考えています。ぜひ、この記事が手助けになり、最終的に旅行を楽しむことができる方が出てくれれば嬉しいなと思います。
*1:特典航空券の空きがある場合